【これからの見通し】週末に地政学リスク報道も、週明けの為替相場はドル小幅高に留まる
【これからの見通し】週末に地政学リスク報道も、週明けの為替相場はドル小幅高に留まる
週末にはいろいろな地政学リスク関連のニュースが報じられた。先週から混乱する韓国では再び弾劾決議が実施される見込みとなっている。尹政権に対する国民の不信感は高まっている。また、シリアでは反政府組織が政権を掌握、長年続いたアサド独裁体制は崩壊した。アサド氏は家族とともにロシアに亡命した。トランプ氏はウクライナ支援を縮小させる方針を示し、NATO側に負担増を求めている。
きょう朝方には日本の第3四半期実質GDP2次速報値は前期比+0.3%となった。年率換算では+1.2%となり1次速報+0.9%から上方修正された。これは日銀の12月利上げを支援する材料とみられている。ただ、市場では1月追加利上げ観測も根強く、ドル円相場の下げは限定的にとどまっている。
ドル全体ではややドル高方向への動きがみられている。ユーロドルは1.05台後半から前半へ、ポンドドルは1.27台半ばから前半へと小安く推移している。先週末の米雇用統計が弱い内容となったことで、当初はドル売りの反応が広がったが、すぐにドル高方向に押し戻されていた。週明けもその流れが残る格好となっている。
きょうはファンダメンタルズ面のイベント予定は少ない。この後の海外市場では、米卸売在庫・確報値(10月)、米NY連銀インフレ期待(11月)とメキシコ消費者物価指数(11月)の発表が予定される程度となっている。明日以降の経済統計発表待ちの状況となっている。
発言イベント関連では、ラムスデン英中銀副総裁が金融安定性と中央銀行について講演を行う予定。米金融当局者らは19日の米FOMCまで金融政策に関する発言を辞しくするブラックアウト期間に入っている。
全般的に、きょうは様子見ムードが広がっている。ただ、地政学関連の報道には引き続き注意が必要となろう。まずは、シリアのアサド政権崩壊が欧州市場で好感されるのかどうかを見極めたいところだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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