ドル売り優勢、ドル円は153円台前半=ロンドン為替概況
ドル売り優勢、ドル円は153円台前半=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ドル売りが優勢。東京朝方にはトランプ氏が「中国に追加で10%、メキシコとカナダに25%の関税を課すと約束」とSNSで発信し、リスク警戒のドル買いに反応した。しかし、すぐに値を戻す方向に転じた経緯がある。ロンドン市場ではドル円はi一時154円台乗せも、再び売りが広がっている。東京安値153.55近辺を下回ると153.10付近へと安値を広げている。ユーロドルは東京朝方の1.0425近辺を安値に、足元では1.0545近辺に高値を更新。ポンドドルも1.2507近辺を安値に1.2610台へと高値を伸ばしてきている。米10年債利回りは4.30%付近まで上昇したあとは、4.27%台へと低下している。当局者によると、イスラエルが現地午後5時半からレバノン停戦巡り閣議、と報じられている。リスク警戒のドル買いが巻き戻される面があるようだ。欧州株はトランプ関税報道で売り先行も、足元では下げ幅を縮小している。クロス円は神経質な動きとなっており、ユーロ円は160円台後半から162円付近、ポンド円は192円台後半から194円付近のレンジで上下動している。
ドル円は153円台前半での取引。東京朝方の154.49近辺を高値に、足元では153円手前水準へと下落している。トランプ関税報道がドル買い反応を広げたあとは、調整売りに押されている。イスラエルがレバノン停戦めぐる閣議を開催との一部報道でドル売りが強まっている。
ユーロドルは1.05台前半での取引。東京朝方の1.0425近辺を安値に、足元では高値を1.0545近辺に広げてきている。ユーロ円は161円台前半での推移。160円台後半から162円付近のレンジで激しく振幅している。対ポンドではユーロ買いが優勢になっている。
ポンドドルは1.26台前半での取引。東京朝方の1.2507近辺を安値に、足元では1.2610台へと高値を伸ばしてきている。トランプ関税がドル買いに、イスラエルの停戦期待がドル売りにと忙しい相場展開になっている。ポンド円は193円台前半での取引。192円台後半から194円付近の間で激しく売買が交錯している。ユーロポンドは東京朝方に0.8330付近まで下落したが、その後は買いが優勢。足元では0.8365近辺まで上昇した。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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