ポンド円、200日線をブレイク 英小売業はホリデーシーズンの反動に期待=NY為替
きょうのポンド円はNY時間にかけて下げ渋っているものの、ロンドン時間には一時192円台に下落するなど下向きの流れを加速させている。ドル円自体は154円台での方向感のない上下動が続いているものの、この日の英PMIを受けてポンド自体に売りが強まっており、ポンド円を圧迫している。きょうの下げで200日線を割り込んでおり、来週以降の動きが注目される。
きょうは弱い英PMIが話題となっていたが、10月分の英小売売上高も発表になっていた。英小売売上高(含自動車・エネルギー)は0.7%減と予想以上に減少し、前回9月分についても僅か0.1%増に下方修正された。しかし、エコノミストからは、実質所得が上昇しているため、英消費者は重要なホリデーシーズンに安心して支出できるはずだと述べている。見通しは改善しており、別途発表になっていた英Gfk消費者信頼感が上昇していた点にも着目していた。
また、この日の小売データはテクニカル的な要因による一時的なものである可能性も指摘されている。3カ月ベースでは、売上高の伸びは依然かなり堅調だという。
GBP/JPY 193.84 USD/JPY 154.74 GBP/USD 1.2527
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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