ユーロドルに買い戻し トランプ政権復活でECBの利下げ幅は大きくなるとの見方=NY為替
きょうはドルの戻り売りが強まる中、ユーロドルは買い戻しが強まっている。前日はトランプ氏の勝利でドル買いが活発化し、特にユーロドルは急速に下落。一時1.06ドル台まで下落する場面も見られていた。さすがに下げ過ぎ感も出ているようだ。
ただ、来年のトランプ政権の復活で欧州経済が打撃を受けるとの見方が広がっている。そのため今回の利下げサイクルにおけるECBの利下げ幅は、これまでの想定以上に大きくなるとの見方がエコノミストから出ている。
従来は、今回の利下げサイクルのターミナルレート(最終到達点)は2.00-2.50%を想定していたが、それを0.75%ポイント下方修正し、1.25-1.75%を想定しているようだ。
来年4月までの全理事会で0.25%ポイントずつ引き下げ、その上で6月と7-9月、10―12月にも追加利下げを行う可能性があるという。トランプ次期政権による関税導入の可能性を考慮したとしている。
EUR/USD 1.0797 EUR/JPY 165.27 EUR/GBP 0.8314
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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