【本日の見通し】明日の米雇用統計、来週火曜の大統領選にらむ
【本日の見通し】明日の米雇用統計、来週火曜の大統領選にらむ
明日の米雇用統計や来週火曜日に控える米大統領選を前に様子見ムード。ドル円は153円台前半での推移。
米雇用統計はかなり厳しい数字が見込まれている。前回がサプライズ的な強さを見せており、その結果大幅利下げ期待が払しょくされるなどの状況が見られた。ただ、前月比であるだけに、強かった次の月は弱めに出やすい。さらに今回に関しては9月末から10月にかけて米国南東部を襲ったハリケーン「へリーン」「ミルトン」の影響が大きい。へリーンの影響で9月末の数字であるJOLTSもかなり弱く出ており、さらに10月に入ってからのミルトンの影響が加わると、今回は相当厳しくなる。ただ特殊事情だけに、影響としては限定的か。
今日に関してはPCE価格指数の発表があるものの、影響は限定的に留まり、ドル円は152円台後半から153円台前半にかけてのレンジを意識する流れ。リスクはややドル買い方向で流れによっては154円トライを意識。
ユーロドルは1.0870前後まで持ち上げられてきた。1.09手前が重くなるかどうかがポイント。
ユーロ円は166円台半ば超えまで上昇。対ドル、対円でユーロはしっかり。この後も下がると買いが出る流れか。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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