アジア株 上海株0.8%高、このあとの当局記者会見に期待 豪州株は力強い雇用統計受け上げ幅やや縮小
アジア株 上海株0.8%高、このあとの当局記者会見に期待 豪州株は力強い雇用統計受け上げ幅やや縮小
東京時間10:48現在
香港ハンセン指数 20682.51(+395.66 +1.95%)
中国上海総合指数 3231.31(+27.55 +0.86%)
台湾加権指数 23018.81(+7.83 +0.03%)
韓国総合株価指数 2609.82(-0.54 -0.02%)
豪ASX200指数 8348.50(+63.75 +0.77%)
アジア株は韓国を除いて上昇、前日の米株高や中国刺激策期待が広がっている。ただ、トランプ再選への警戒感は高まっている。
トランプ氏は米大統領に返り咲いた場合、中国はもちろんのこと欧州やメキシコにも関税を課すとしている。また、このあとの中国住宅省の記者会見も警戒されている。会見には中国人民銀行や財務省の当局者も出席、不動産支援策の詳細について説明する見通し。
中国習近平国家主席は今年の成長目標達成のため全力を尽くすよう政府当局者に指示したとの報道が伝わっている。今週末に発表される9月一連の経済統計が弱ければ追加の支援策を打ち出す可能性が高い。
香港株は大幅反発。美団やJDドットコム、シャオミ、バイドゥ、アリババなどハイテク関連が総じて上昇。上海株は続伸。
豪州株は史上最高値をつけている。豪州9月の雇用統計は力強い内容となった。雇用者数が6万4100人増と、市場予想の2万5000人増をはるかに上回った。失業率は4.1%と前回と変わらず。労働参加率は過去最高を記録。今月末に発表される第3四半期CPIも強い内容となれば、豪中銀の利下げ開始は予想よりも遅れる可能性がある。雇用統計を受け利下げ期待が後退しており、豪州株は上げ幅をやや縮小している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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