【本日の見通し】米雇用統計次第、ややドル高基調
【本日の見通し】米雇用統計次第、ややドル高基調
ドル円は何度か147円台を試すなど、ドル高円安基調。石破新首相が早期の利上げに消極姿勢を示したことが円売りを誘った、また、パウエル議長が今週の講演で利下げを急がない姿勢を示したこともドル買いにつながっており、ドル高円安両面からの上昇。中国の景気支援策を受けたリスク選好の流れも下支え材料。
ただ今日に関してはこの後21時半の米雇用統計次第という面が大きい。前回はかなり厳しい結果となった。今回も厳しい結果を示すと11月の米FOMCでの大幅利下げ期待に繋がり、流れが大きく変わる可能性がある。
非農業部門雇用者数は前回から小幅改善の15万人増前後、失業率は前回と同じ4.2%予想。失業率悪化や雇用者の伸び鈍化が見られるとドル売りを警戒。
予想前後もしくは強めに出た場合、11月の0.25%利下げ期待がもう一段強まり、ドル円は147円台維持からの上値トライの流れになる可能性。
ユーロ円も同様に基本的にはしっかりとした動きも米雇用統計次第。
ユーロドルは1.10台前半推移を中心に雇用統計待ち。雇用統計次第でレンジを超える動きを期待。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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