FRBが大幅利下げなら、英中銀の9月利下げもあり得る=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となる中で、ポンドドルも戻り売りが続いており、1.30ドル台に下落する場面が見られた。8月8日から27日までの上昇波のフィボナッチ38.2%戻しの水準が1.3035ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。その水準を割り込めば、50%戻しの水準が1.2965ドル付近にある。
市場はFRBの9月利下げ開始を確実視しており、0.25%ポイントの通常利下げというシナリオが有力視されている状態だが、0.50%ポイントの大幅利下げのシナリオも30%程度の確率で見ており、可能性は低いが完全には排除していない。
ストラテジストからは、もしFRBが大幅利下げを実施すれば、英中銀の9月利下げもあり得るとの見方が出ている。FRBの大幅利下げは、英中銀に今月を含めて年内に追加利下げを実施できるという自信を抱かせる可能性があるという。英中銀は11月に追加利下げというのが市場の大方のシナリオだが、9月の利下げの可能性を完全に排除すべきではないとしている。
GBP/USD 1.3104 GBP/JPY 191.10 EUR/GBP 0.8426
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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