ドル円は安値からの買い戻しも上値追いにも慎重=ロンドン為替概況
ドル円は安値からの買い戻しも上値追いにも慎重=ロンドン為替概況
東京午前からのドル安円高はロンドン朝まで続き、ドル円は148円台から145円10銭台を付けた。ロンドン市場はいると、ドル円の買い戻しが優勢となり、146円台半ばを付けている。
東京市場の下げは、お盆明けの本邦輸出企業の売りに加え、一部で報じられた水曜日に予定されている米労働省の年次改定で雇用者数が最大100万人下方修正されるとの話を受けた大幅利下げ期待が材料となった。ただ、水曜日に年次改定が発表されるまで状況が不透明であることから、行き過ぎたドル売りには警戒感が見られ、いったん買い戻しが入っている。半値戻し手前である146円台半ば前後で上値が抑えられ、その後145円台を付けるなど、戻りは鈍く、警戒感は継続。
クロス円も同様の動き。ユーロ円は東京市場で朝の163円20銭台から160円40銭台を付けるなど、大きな売りが見られたが、ロンドン市場でいったん買い戻しが入り、161円60銭台を付けた。
東京市場でのドル円の下げは米労働省の下方修正がらみということもあり、円高だけでなくドル売りも優勢となっており、ユーロドルは1.1010台から1.1050前後を付けた。ロンドン市場では1.1040台を中心とした推移から少し調整が入ったが、1.1030前後までと動きは限定的。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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