米国債利回りがユーロドルの動きを支配=NY為替
きょうのユーロドルは1.09ドル台前半の狭い範囲での振幅に終始している。市場ではECBの9月利下げ期待をほぼ確実視しているが、ユーロドルはすでに織り込んでおり、むしろドルの材料が今週のユーロドルを動かしそうだ。
欧州債よりも米国債利回りの方が、ユーロドルを大きく動かしているとの指摘が出ている。これは予想担当者がほぼ米金利の見通しのみにエネルギーを集中させるべきことを示唆しているという。
ユーロドルにとってFRBの重要性のほうが高く、ECBの重要性は低くなっている。米金利の優位性が必ずしも確かではない。例えば2012年は市場がユーロ債務危機に気を取られていたため、欧州債の方が重要度が非常に高かったという。しかし、全体的には米2年債と10年債利回りのほうがユーロドルの動きにとって重要だという。
EUR/USD 1.0932 EUR/JPY 160.91 EUR/GBP 0.8562
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。