英中銀は11月まで利下げを待てる 堅調な英PMIが示唆=NY為替
きょうのポンドドルは1.27ドル台での上下動が見られている。全体的にはFRBの利下げ期待からのドル売りが優勢になっているものの、ポンドも上値が重いようだ。
英中銀は先週、委員の投票行動が僅差ではあったものの利下げを決定した。市場では9月の追加利下げへの期待が出ているものの、英中銀は11月まで利下げを待てるとの声も出ている。堅調な英PMIがその背景にあるという。
エコノミストは「最新の英PMIが示す安定した成長から判断すると英中銀は11月まで利下げを待つだろう」と述べている。7月の総合PMIは52.8で、第3四半期のGDPが前期比0.2%程度に鈍化したことと一致しているが、先行指標はより楽観的だ」と述べている。
企業は再び採用活動を再開し、新規受注や事業への期待も伸びている。インフレ圧力が引き続き低下していることもPMIは示しており、英中銀は安心感を抱くことができるが、投入価格と生産価格の両方が上方修正され、サービスインフレの低下は鈍いことが示されているという。
GBP/USD 1.2758 GBP/JPY 184.15 EUR/GBP 0.8586
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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