【本日の見通し】今週の米指標など確認、流れはドル高円安
【本日の見通し】今週の米指標など確認、流れはドル高円安
先週末の市場でドル円は一時高値から調整も引けにかけてドル買いが入るなど堅調地合いを維持した。東京午前に161円27銭まで上値を伸ばした後、介入警戒感もあって少し売りが出ると、注目された米PCEデフレータがほぼ予想通りも、弱めの数字でドル売りとなった。しかし160円台前半では買いが入る展開で米国市場午後は160円台後半推移となっている。
今日も基本的には堅調な動きが見込まれる。今週末の米雇用統計を前にやや警戒感も、流れはまだ上方向か。介入についてはいつ入ってもおかしくないところがあるものの、実際に入らない限り警戒感だけで上値進行を止めることは難しいと見ている。
今日の注目は23時の米ISM製造業景気指数。前回は予想外に弱く出た同指標。今回は小幅改善見込みも、節目の50には届かない見込み。新規受注や雇用など注目される項目次第ではあるが、予想をさらに下回る伸びに留まると、ドル売りとなる可能性がありそう。逆に50を超えるとドル買いに弾みがつく可能性。
発表まではゆっくりとした動きが見込まれる。160円台半ば前後がしっかりすると、161円を再び試しそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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