【本日の見通し】日銀金融政策決定会合に注目
【本日の見通し】日銀金融政策決定会合に注目
前日の海外市場では、5月の米生産者物価指数が市場予想を下回ったことや米新規失業保険申請件数が予想を上回って、雇用市場の軟化を示したことで、ドル円は156円50銭台まで下落した。ただ、売り一巡後は下げ渋りを見せており、157円台を回復している。東京市場の朝方は157円を挟んでのもみ合いとなっている。
今日は日銀金融政策決定会合の結果発表がある。政策金利は据え置きの見通し。日銀は月間6兆円規模の国債購入を続けており、購入額を減らすことを検討するとみられている。
国債購入減額は利回り上昇につながり、円買い材料となりやすいものの、このところの報道でかなり織り込まれている可能性がある。なお、円安抑制にある程度の歯止めをかける効果も期待されている。国債購入減額の見送りや減額規模が小幅にとどまると、円安に振れる可能性もありそうだ。植田日銀総裁の記者会見も注目される。
ユーロドルは海外市場で1.08ドル台に上昇したが、上昇の流れを維持できずに、1.07ドル台前半まで下落している。フランスなど欧州政局の不透明感などが重石となったようだ。
ユーロ円はユーロドルの下落に追随して値を崩した。170円10銭台から168円20銭台まで急落した。その後は168円台半ばで推移している。ユーロドルの動向に左右されやすく、不安定な値動きとなりそうだ。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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