【本日の見通し】明日の米雇用統計をにらむ展開
【本日の見通し】明日の米雇用統計をにらむ展開
ドル円は今週初めの157円台前半から、米ISM製造業景気指数の弱さもあってドル売りが強まり、さらに火曜日の米雇用動態調査(JOLTS)の弱さを受けたドル売り円買いなどもあって、火曜日海外市場で154円台半ばまで下げた。しかし、その後は買い戻しが広がり、昨日の米ISM非製造業景気指数の強さもあって、昨日の海外市場で156円台半ばまで買い戻しが入っている。
下げ分のかなりを戻し、次の方向性を見極める展開。明日の米雇用統計への警戒もあり、今日はやや動きにくい展開になりそう。昨日のドル買い円売りの勢いから、少し上方向を意識。ただ、すぐに再び156円台半ばをトライするかどうかは微妙で、押し目が入る可能性がある。その場合、155円台半ば前後の堅さを確認したいところ。
クロス円も同様に上を意識も、いったん押し目が入る可能性を警戒。買い場をきちんと見極めたい。明日の米雇用統計までいったん様子見とする手もありそう。ただ、ユーロ円に関しては今日のECB理事会次第の面が大きい。利下げ自体はほぼ確実とみられており、注目は声明や会見での今後の姿勢。継続的な利下げへの期待が強まるとユーロ売りが強まる可能性がある。
ユーロドルも同様。理事会までは1.08台後半中心の動きが見込まれ、理事会後は結果次第。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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