クリーブランド連銀 ハマック氏を次期総裁に指名 ８月２１日から

　クリーブランド連銀は、６月３０日に退任するメスター総裁の後任にゴールドマン出身のハマック氏を指名した。ハマック氏は金融、資本市場、リスク管理の分野で３０年以上の経験を持ち、直近ではゴールドマンでグローバル・ファイナンシング・グループ共同責任者を務めていた。ハマック氏は１９９３年にゴールドマンに入社。かつては同社内で次期ＣＦＯの有力候補と見られていた。

　ハマック氏は８月２１日に就任し、同時にＦＯＭＣ会合で議決権を持つ。クリーブランド連銀を率いる４人目の女性総裁。同連銀は１９８２年に地区連銀で初めて女性総裁を指名した。

　メスター総裁は総じてタカ派の１人とみなされて来た。「先週は利下げの前にインフレ鈍化を示すデータをあと数カ月分目にしたい」と語っていた。同総裁は６月のＦＯＭＣでは投票を行う。７月ＦＯＭＣでは代わりにシカゴ連銀のグールズビー総裁が投票する予定。