このあとカナダ中銀の結果発表 利下げの可能性が示唆されるか注目
このあと日本時間22時45分にカナダ中銀が金融政策委員会の結果を発表する。政策金利は5.00%での据え置きが確実視されているが、一部からは先行きの利下げの可能性が示唆されるのではとの見方も出ている。先週のカナダ雇用統計や、先日のカナダ消費者物価指数(CPI)が予想を下回る内容となり、その見方を正当化している。
ただ、利下げが間近に迫っていることを示唆することは避けると見られており、声明は引き続き、基調インフレの圧力が和らぐ兆しを注視していることを示す文言が使われる可能性が高い。選択肢はオープンにして置くものと見られている。
一方、ディスインフレが進展していることから、マクレム総裁はよりハト派なトーンに転じる可能性があると見込まれているようだ。主要中銀が今夏の利下げに向けて徐々に動いている中、6月か7月かは未知数だが、カナダ中銀も同様の動きを見せるものと期待されている。短期金融市場では6月の可能性を80%程度、7月までであれば完全に0.25%ポイントの利下げを織り込んでいる状況。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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