ドル円堅調、介入警戒水準だが神経質な動きは見られず=東京為替前場概況
東京午前は円売り・ドル買いが優勢。ドル円は一時151.84円付近まで上げた。日本政府・日銀による介入が警戒される水準だが、神経質な動きは限定的。
日銀の中で最もタカ派とされる田村日銀委員が講演し、「当面、緩和的な金融環境が継続する」、「ゆっくりと着実に金融政策の正常化を進める」と述べ、緩和的な金融政策のさらなる修正に慎重な態度を示したことが円売りの背景。オフショア人民元が対ドルでやや下落し、ドル高が波及したこともドル円を押し上げている。
ドル円の上げに沿ってユーロ円は164.29円付近、ポンド円は191.40円付近まで強含み。一方、オセアニア通貨は重く、豪ドル円は98.74円付近まで軟化した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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