ECB、新たな枠組みで債券の保有継続の可能性=NY為替
この日のNY為替市場は、米小売売上高を受けてドル売りが優勢となる中、ユーロドルは買い戻しが優勢となり、一時1.07ドル台後半まで上昇した。しかし、上値に軽さはなく、本日1.0795ドル付近に来ている100日線には到達せずに、1.07ドル台半ばに伸び悩んでいる。
本日はラガルドECB総裁が欧州議会に出席し、ECBは新たな枠組みの下で保有債券を維持することになるだろうと語った。新たな枠組みは今後数カ月で決定される見通し。「時間とともに流動性が低下すれば、どれだけの流動性が必要で、どの金利を基準に用い、どのような仕組みで金利を管理するのか決定しなければならない段階がやって来る」と述べた。
この政策枠組みの下で管理されるのは、各種の債券ポートフォリオに加え、様々な返済期限の資金供給オペになる可能性が最も高いという。
EUR/USD 1.0759 EUR/JPY 161.57 EUR/GBP 0.8551
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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