アジア株 香港株は大幅続落、春節連休前に手仕舞い売りの動き強まる 短縮取引のため午前で取引終了
アジア株 香港株は大幅続落、春節連休前に手仕舞い売りの動き強まる 短縮取引のため午前で取引終了
東京時間11:07現在
香港ハンセン指数 15541.79(-336.28 -2.12%)
中国上海総合指数 2865.90(休場)
台湾加権指数 18096.07(休場)
韓国総合株価指数 2620.32(休場)
豪ASX200指数 7649.90(+10.65 +0.14%)
アジア株式市場の大半は春節(旧正月)で休場。中国は16日まで、韓国は12日まで、台湾は14日まで休場となる。香港市場は12日-13日が休場、なお本日は前場のみの短縮取引となる。
香港株は3営業日続落。中国景気先行きに対する懸念が高まっており、春節連休を前に手仕舞い売りの動きが強まっている。
不動産株の下げがきつい。龍湖集団は7.5%安、CG SERVICESは5.3%安、中国海外発展は4.3%安、華潤置地3.9%安。シャオミやJDドットコム、アリババ、バイドゥ、美団、SMIC、テンセントホールディングス、レノボなどハイテク関連も総じて下落。春節にもかかわらず、サンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなどカジノ関連や、旅行、アパレル、宝飾品、百貨店関連も軒並み下落している。
中国当局は中国株の下落を食い止めようと必死になっているが、株価下支えを強化したところで肝心の中国経済に回復の兆しが見られなければ投資家は戻っては来ない。不動産不況にデフレ・個人消費低迷、若者の高い失業率、少子高齢化加速、米中貿易摩擦など、株価下支えしたところで、このような問題は解決しない。春節大型連休中の消費回復に対する期待感も薄い。消費者は投資から貯蓄へ、節約志向を高めている。
1月の中国消費者物価指数は2009年以来の大幅な落ち込みを記録した。それでも中国株はきのう大幅上昇して取引を終えた。大型連休明けも株高は続くのかどうか…
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執筆者 : MINKABU PRESS
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