円全面安、ドル円は朝方の安値から１円以上の円安水準へ上昇=東京為替概況

円全面安、ドル円は朝方の安値から１円以上の円安水準へ上昇=東京為替概況

　東京終盤のドル円は一時１４３．８８付近まで上昇した。ドル円は、前日に１４３．７０台まで水準を切り上げたが、東京朝方には、前日のドル高の反動や日経平均が一時７７０円超の大幅安となったことから、１４２．８６付近まで下落する場面があった。しかし、押しは限定的で、すぐに１４３円台を回復すると、午後に入って上値を広げ、朝方の安値から１円以上のドル高・円安水準となる１４３．８８付近まで上昇。前日高値を上回り、昨年１２月２１日以来およそ２週間ぶりの高値を更新した。米１０債利回りが一時３．９３％台まで上昇したことや、日経平均が下げ幅を縮小したことがドル円相場の支えとなった。
　　　
　ユーロドルは、昨日のＮＹ市場で１.０８９３付近まで下落したあとは下げ渋り、東京市場では１．０９台前半で小動きとなった。
　　　
　クロス円は軒並み堅調。ユーロ円は、朝方の円高局面で１５６円ちょうど前後を付けたあと、東京終盤にかけては１５７．１８前後まで上昇した。ポンド円は午後に１８２．２５付近まで、豪ドル円は９６．９６付近まで水準を切り上げている。

MINKABU PRESS