【これからの見通し】ドル円下方向のリスク警戒
【これからの見通し】ドル円下方向のリスク警戒
ドル円は4日海外市場から147円台半ば前後が重くなっていることもあり、東京市場でやや上値の重い展開となって146円10銭台を付けた。
日経平均が終値ベースで587円安、香港ハンセンも1%超えの下げとなるなど、アジアの株安が進む中でリスク警戒の円買いが出ている。
格付け会社ムーディーズが5日に中国、昨日には香港、マカオなどの格付け見通しを引き下げたことが中国売りからのリスク警戒につながった。
また、通信社が今月18日、19日に開催される日銀金融政策決定会合について、マイナス金利解除の可能性が意識される会合になったとの観測記事を出したことで、短期金利市場動向からの利上げ確率上昇や、日本の長期債利回りの上昇などを誘い、円買いが強まった。
昨日の氷見野日銀副総裁講演で出口を良い結果につなげることは十分可能と発言が見られたことがタカ派的との見方につながった。また本日植田日銀総裁が国会答弁において、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になると発言したこともマイナス金利解除に向けた動きへの期待につながっている。
こうした動きからドル円はドル安円高の流れが期待されるところとなった。無風通過が見込まれていた日銀金融政策決定会合の見通し変化は大きな材料となりうる。ドル円は145円台トライに向けた動きとなっている。
クロス円も軒並みの軟調地合いが期待され、ユーロ円は157円00銭を目指す動きが見込まれる。
ユーロドルやポンドドルなどは落ち着いた動きか。ユーロドルは上値が重いものの値幅自体は抑えられている。この後もユーロ安基調が継続も、値幅自体は抑えられそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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