【これからの見通し】アジア市場ではドル売り優勢も、ロンドン市場ではどうか きょうは日米市場休場
【これからの見通し】アジア市場ではドル売り優勢も、ロンドン市場ではどうか きょうは日米市場休場
きょうは東京市場が勤労感謝の日で休場、このあとのNY市場も米感謝祭のため休場となる。東京不在のアジア市場ではドル売りが優勢となっており、ドル円は149円台割れ水準へと軟化している。ただ、前日の反発相場のレンジ内にとどまっており値動きは限定的。11月相場の総じて上値の重い展開には大きな変化はみられていない。ユーロドルは1.09付近、ポンドドルは1.25付近など高値圏を維持しており、ドルの上値は引き続き重い状況だ。
上述のように、きょうは東京、NY市場がともに休場となっている。米国発の主要経済指標発表の予定はない。米債市場の休場で金利面からの手掛かりにも欠けている。このあとのロンドン市場では、ユーロ圏や英国のPMI速報値の結果をにらみつつ、ユーロやポンド相場の反応を見極めることとなりそうだ。
また、トルコと南アの中銀が政策金利を発表する。トルコ中銀は新体制になってからは利上げが規定路線となっている。最近のマーケットは、利上げ幅にはそれほど神経質な反応はみられなくなっている。南ア中銀は政策金利据え置き観測が優勢になっている。波乱なく通過しそうだ。しかし、やや下火になった感があるものの、両通貨に対する円キャリートレーダーにとっては急変動に対する備えが念のため必要であろう。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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