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ドル円は買い戻しが活発化 150円を試しに行くか注目=NY為替概況

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ドル円は買い戻しが活発化 150円を試しに行くか注目=NY為替概況

 きょうのNY為替市場はドルの買い戻しが強まり、ドル円も買いが活発化した。一時149.75円近辺まで上昇し、再び150円台回復をうかがう展開を見せている。この日発表の米新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示したことや、ミシガン大消費者信頼感指数の確報値が上方修正されたことをきっかけにドル買いが強まり、米国債利回り上昇と伴にドル円も買い戻しを強めた。

 米感謝祭に向けたロングポジションの調整も一巡し、下値では本邦の輸入企業の買いも観測。今月初めの米雇用統計から先週のインフレ指標までを受けた米国債利回りの下げも一服している。

 前日は一時147円台前半まで急落したものの、その日のうちに下げを取り戻し、ローソク足は長い下髭を伴ったトンボを示現。その翌日の陽線であることから、基本的には上値期待を高めるチャートではある。明日は日米とも祝日だが、休み明けに150円を試しに行くか注目される。ただ、150円台には戻り売り圧力も観測されているようだ。

 ユーロドルは1.08ドル台に値を落とした。一時1.08ドル台半ばまで下落したが、本日の200日線が1.0810ドル付近に来ており、明日以降その水準を試しに行くか注目される。

 リバウンド相場が続いているユーロドルだが、米大手銀のストラテジストは来年のユーロに弱気姿勢を維持している。ユーロ圏の成長が米国に遅れを取り続けていることから、ユーロドルのパフォーマンス低下は長期的な現象である可能性があると指摘。その上で今後数カ月でパリティ(1.00ドル)まで下落する可能性があるという。

 来年上半期に1.00-1.05ドルの間で取引された後、来年第4四半期には1.13ドルまで戻ると予想している。

 ポンドドルも戻り売りに押され、一時1.24ドル台半ばに下落。本日はハント英財務相が秋季予算案を公表し、予想通りに減税策を打ち出してきた。一方、成長見通しは下方修正している。スナク政権は来年見込まれる総選挙を前に景気浮揚を図ろうと目論んでいるようだ。

 エコノミストからは、今回の減税措置は今後の英中銀の利下げには影響せず、来年前半に利下げが開始される可能性は高いとの見方が出ている。5月を有力視している。数々の施策を打ち出したものの、財政政策が2024年の成長を抑制することに変わりはない。英消費者は余剰資金の一部を貯蓄に回し、一部は輸入品に費やすことになるため、GDPの押し上げ効果は減少するという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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