午後に入ってドル高円安強まる=東京為替概況
午後に入ってドル高円安強まる=東京為替概況
今日のドル円は昨日の市場で見られた148円40銭台から147円10銭台への下落と、その後148円60銭台までの上昇という不安定な振幅を受けて、やや慎重な動きで始まった。148円30銭台で東京朝を迎えると、いったんはドル売りが優勢となり148円02銭を付けた。148円の大台を維持したことで、その後は少し戻して午前は揉み合いとなった。
午後に入って148円10銭前後からドル高円安の流れが強まった。朝方4.38%台を付けていた米10年債利回りは4.42%近くまで上昇したこともドル円の支えとなっている。
明日は米国と日本が休場。明後日の米国は一応市場が開いているものの、例年参加者が極端に少ない。昨日のドル安局面で売りに回った投資家からのポジション調整のドル買い円売りが入っていると見られ、ドル円は148円80銭前後を付けている。
ユーロドルは1.09台前半推移。昨日はドル安局面で1.0960台まで上昇したが、その後売りに転じ、1.0900ドル近くを付けた。大台を何とか維持したことで東京午前は少し買いが入ったが、1.0923までと戻りは鈍く、午後は1.0900台へ落としている。
ユーロ円は161円台後半推移が続いていたが、午後に入ってドル円が上昇したことを受けて162円台を回復。162円31銭まで上値を伸ばした。クロス円は全般的に午後に入っての買いが目立っており、ポンド円は185円台後半推移から186円38銭まで上昇した。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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