ドル売り円買い止まらず=東京為替概況
ドル売り円買い止まらず=東京為替概況
先週末からのドル安円高の流れが継続した。昨日の市場で東京午前の149円99銭から148円10銭まで下げたドル円。少し戻して148円40銭前後で始まり、朝方は同水準で揉み合ったが、その後ドル売り円買いが強まった。昨日安値、さらに148円00銭を割り込んで売りが強まり、午後に入ってさらに売りが加速する形で147円25銭前後と朝から1円15銭の下げとなった。下げ一服後は少し買戻しが入っており147円70銭台を付けている。
目立った新規材料が見られず先週の米物価統計を受けたドル売りや、ドル円の買いポジション解消のためのドル売り円買いが主体と見られる。
ユーロドルは1.0940前後から1.0965まで上昇。ドル安傾向が支えとなったが、値幅は落ち着いている。
ユーロ円はドル円の下げの勢いから162円40銭台から161円46銭まで下落。その後少し買い戻され161円90銭前後を付けている。
本日、今月会合の議事要旨公表があった豪ドルはドル安の流れもあって対ドルで0.6580台を一時つけたが、その後高値から調整。追加利上げの可能性を示し、少しタカ派な内容となったが、影響は限定的。対円ではポイントの97.00円を一時割り込む96円94銭まで豪ドル安円高となった。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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