ポンド円は185円台半ば ベイリー英中銀総裁は利下げに期待に否定的=NY為替
きょうのポンド円はロンドン時間に一時184円台まで下落していたものの、NY時間に入って買い戻しが見られ、185円台半ばに戻している。本日の21日線が184.60円付近に来ており、一旦顔合わせする場面も見られたものの、いまのところはその水準を維持している。
先ほどベイリー英中銀総裁の発言が伝わっていたが、市場の利下げに期待には否定的な見解を示していた。「利下げについて考えるのはあまりに時期尚早」と述べている。ただ、市場では先週の英消費者物価指数(CPI)が5%を下回ったことで、追加利上げの期待は完全に後退しており、来年第2四半期以降の利下げ開始で織り込んでいる。ベイリー総裁はまた、食品とエネルギー価格がもたらすインフレリスクに言及し、サービスインフレも依然として高過ぎると述べていた。
*ベイリー英中銀総裁
・利下げを考えるのは時期尚早。
・中東情勢がエネルギー価格上昇リスクを高める。
・食品価格の2次的影響を懸念。
・賃金上昇で労働市場は引き続きタイト。
・サービスインフレは依然として高過ぎる。
GBP/JPY 185.57 USD/JPY 148.35 GBP/USD 1.2509
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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