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ドル買い優勢でドル円は150円台での推移が続く=NY為替概況

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ドル買い優勢でドル円は150円台での推移が続く=NY為替概況

 きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円も150円台での推移が続いた。先週の米雇用統計を受けて150円を一時ブレイクし下値警戒感を高めていたものの、下値での買い意欲は依然として強いようだ。

 FRBの利上げサイクルがストップしたとしても、一方で日銀が大胆な引き締めに動く可能性も低い中で、日米の利回り格差は相当程度維持されるとの見方が根強く、ドル円をサポートしている。

 本日は厚労省が9月の毎月勤労統計を発表していたが、賃金上昇率はインフレの影響を加味した実質で18カ月連続のマイナスとなったほか、インフレの影響を加味しない名目でも前年比1.2%の上昇と低い伸びに留まっており、欧米の水準には遠く及ばない。現状からは日銀の大胆な引き締めは難しい情勢だ。

 ユーロドルは戻り売りが優勢となり1.06ドル台に下落。この日発表のドイツの9月の鉱工業生産が予想以上に減少していたこともユーロを圧迫している模様。ただ、一時1.07ドル台を回復するなど下押す気配まではない。

 市場からは、FRBとECBの金利見通しの相違がユーロドルを大きく圧迫しているとの見解が出ている。米経済の軟化を示す明確なシグナルがなければ、今後数週間、市場に広がっているECBの利下げ期待がFRBよりも積極的なまま拡大する可能性があるという。

 しかし、2024年にはFRBのほうがECBよりも明確に政策金利を引き下げると見ており、その予想が正しければ、米国とユーロ圏の利回り格差は縮小し、ユーロドルも本格的な上昇に転じるという。

 ポンドドルも戻り売りに押され、1.22ドル台に下落している。きょうの動きで完全に200日線に跳ね返された格好となっている。短期金融市場では、英中銀が来年中に累計で0.75%ポイントの利下げを実施するとの見方を初めて織り込んだ。ピル英中銀チーフエコノミストが、市場のプライシングに違和感はないと示唆したことが手掛かりとなっている。

 ピル委員は短期金融市場が来年8月に0.25%ポイントの利下げを織り込んでいることを、「全く合理性を欠いているとは思われない」と述べていた。英インフレは間もなく他の先進国のような水準に低下するとも発言している。英中銀は今月発表される10月分の消費者物価指数(CPI)は5%を下回るとの見通しを示していた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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