ドル円は円安一服も151円台推移=東京為替概況
ドル円は円安一服も151円台推移=東京為替概況
昨日151円70銭台まで上昇して迎えた東京市場。151円60銭台の高値圏近くで朝を迎えると、東京勢は介入警戒感もあって円買いとなった。神田財務官が「短い間に数円動いている。一方的で急激な動きを懸念していて、過度な変動にはあらゆる手段を排除せず適切な行動をとる」と発言、為替介入について「スタンバイだ。マーケットの状況を緊張感を持って見ているなかで判断する」と記者の質問に答える形で発言したことも円買いとなり151円10銭台を付けた。
もっとも流れはまだドル高という見方があり、ドル円は151円40銭台まで上昇。もっとも神田財務官がその後も同様の発言を繰り返し、円安けん制を印象付けたこともあって、上値が抑えられ、午後に入って151円14銭を付けている。
日銀は午後に入って臨時の買いオペを通知。3年超5年以下1000億円、5年超10年以下3000億円の買いオペに151円30銭台まで上昇。その後は151円40銭台を付けたが、午前9時台の高値に届かず、その後は151円30銭前後でもみ合いとなった。
ユーロドルは朝の1.0580前後から1.0560台を付けている。やや上値の重い展開。
ユーロ円は昨日ロンドン市場で160円80銭前後を付けた後、対ドルでのユーロ売りに押されて上値が抑えられた。それでもドル円の上昇に160円40銭前後で朝を迎えたが、ドル円が下げたこと、ユーロドルが小幅な値幅ながら売りが優勢となったことで、159円79銭まで下げている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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