ダウ平均は安値から一時700ドル超の上昇、その後も高値圏=米国株後半
NY時間の終盤に入ってダウ平均は高値圏での推移となっている。今日は米雇用統計がかなり強く出たことで、米債利回りが4.8852%まで一時上昇。米株先物が200ドル以上下げるなどの動きを見せて米国市場を迎えた。
前日比は、ダウ工業株30種平均が363.72ドル高の3万3483.29ドル、ナスダック総合指数が236.87高の1万3456.70。
ダウ平均は寄り付きから100ドル前後の下げ。その後も下げ幅を広げ250ドル以上下げる場面が見られた。しかし。米債利回りの上昇が落ち着き、逆に4.74%台まで下げると、株安圧力が落ち着き、米雇用統計の好結果を受けた米景気への期待感もあって、一転して上昇。前日比400ドル超、安値から見ると700ドル超の大きな反発を見せている。
ダウ採用銘柄は24銘柄が上昇とかなり堅調。物価高懸念もあってウォルマート、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが下げている。キャタピラー。ハネウェルインターナショナルなどがしっかり。ディズニー、セールスフォースなどの買いも目立っている。
新興ハイテクは朝方売りがかなり目立ったテスラがプラスに転じるなど、総じてしっかり。AMD、メタ(フェイスブック)マイクロソフトなどの買いが目立っている。
その他、スタンダートパワーのプロジェクトへの採用が報じられたNuScaleパワーは、朝からの大幅高がさらに強まり24%高。サイバー攻撃による損害が懸念されていたカジノ運営のMGMリゾーツはアナリストの前向きなレポートなどを好感して5%超の上昇。
MGMリゾーツ・インターナショナル<MGM> 36.64(+1.85 +5.30%)
NuScale Power Corp<SMR> 5.81(+1.13 +24.15%)
マイクロソフト<MSFT> 328.37(+9.01 +2.82%)
アルファベットC<GOOG> 139.03(+3.04 +2.24%)
メタ・プラットフォームズ<META> 314.72(+9.93 +3.26%)
AMD<AMD> 107.55(+4.64 +4.50%)
ハネウェル<HON> 184.88(+4.86 +2.70%)
ディズニー<DIS> 83.07(+2.26 +2.79%)
セールスフォース<CRM> 208.02(+6.01 +2.98%)
キャタピラー<CAT> 267.30(+6.50 +2.49%)
ウォルマート<WMT> 156.00(-3.08 -1.94%)
ウォルグリーン<WBA> 21.79(-0.39 -1.76%)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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