ドル円は午前に一時ドル安円高、すぐに戻してもみ合い=東京為替概況
ドル円は午前に一時ドル安円高、すぐに戻してもみ合い=東京為替概況
ドル円は朝の147円38銭をっ高値とする147円台前半での推移から、鈴木財務相の円安けん制発言や、中国政府のiPhone使用制限報道などを受けた米中関係の悪化懸念などを受けて一時ドル売り円買いが強まった。今週5日に147円80銭前後を付けた後、6日、7日と調整局面でのドル円の押し目が二回とも147円00銭台にとどまったことで、大台割れに短期筋のストップロス注文が並んでいたと見られ、147円を割り込むと。146円59銭までの大きな動きとなった。
下げ一巡後はすぐにドル買いとなり、147円20銭台と、下げ直前の水準まで反発。その後昼過ぎに147円30銭台を付けるも、戻りはそこまででその後はもみ合いとなった。日経平均の大幅安などを受けて、リスク警戒の動きが出ており、ドル円の上値を抑えた形。
ユーロドルは海外市場で1.07割れを付け、朝も1.0690ドル台での推移となっていたが、東京市場では反発を見せた。米中関係の悪化懸念がドル売りを誘い、昼前に1.0720台まで上昇。午後は高値圏でのもみ合いとなり、1.0726を付けている。
ユーロ円はドル円の下げを受けて157円01銭を付けたが、その後のドル円の買い戻しと対ドルでのユーロ買いに157円90銭前後と、朝の水準を超えて上昇。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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