アジア株 香港株は0.7%安、さらなる不動産支援期待も相場全体を押し上げるには力不足か 不動産株は軒並み上昇
アジア株 香港株は0.7%安、さらなる不動産支援期待も相場全体を押し上げるには力不足か 不動産株は軒並み上昇
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 18320.89(-136.02 -0.74%)
中国上海総合指数 3143.62(-10.75 -0.34%)
台湾加権指数 16758.96(-32.65 -0.19%)
韓国総合株価指数 2566.30(-15.88 -0.61%)
豪ASX200指数 7259.10(-55.18 -0.75%)
インドSENSEX30種 65769.19(-11.07 -0.02%)
アジア株はまちまち。
香港株と上海株は続落。弱い財新非製造業PMIをきっかけとした利益確定売りが続いている。
中国証券時報が、さらに多くの都市が住宅購入制限を撤廃すべきだとの記事を一面に掲載したことを受け不動産株が大幅高となり、香港株と上海株は下げ幅を縮小する場面が見られたが、プラス圏を回復するまでには至っていない。不動産下支え策の効果は限定的にとどまる可能性が高く、政策への楽観的な見方が後退している。あすは中国8月の貿易統計が発表される、輸出入が予想以上に落ち込むようであれば、中国景気減速懸念が一段と強まり、株価下落が加速する恐れも。
香港市場で不動産株が総じて上昇。CG SERVICESは4.6%高、龍湖集団は4.0%高、中国海外発展は1.8%高、恒基兆業地産は1.0%高。碧桂園控股は18%近く急騰している。上海市場でも中国国際貿易中心や北京万通新発展集団、金地集団など不動産株が総じて上昇している。
きょう発表された豪州の第2四半期GDPは前年比+2.1%と前回の+2.4%から鈍化したものの、予想ほどの鈍化ではなかった。GDPは悪くないものの、中国の経済低迷が懸念されており豪州株は下落している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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