アジア株 上海株は0.7%高、不動産下支え策や財新製造業PMIを好感 香港は台風で午前の取引中止
アジア株 上海株は0.7%高、不動産下支え策や財新製造業PMIを好感 香港は台風で午前の取引中止
東京時間11:09現在
香港ハンセン指数 18382.06(台風のため午前の取引中止)
中国上海総合指数 3142.30(+21.99 +0.70%)
台湾加権指数 16712.16(+77.65 +0.47%)
韓国総合株価指数 2556.88(+0.61 +0.02%)
豪ASX200指数 7276.80(-28.47 -0.39%)
アジア株はまちまち。
上海株は0.70%高。不動産下支え策や元安一服、財新PMIを好感している。新城控股集団や金地集団、北京城建投資発展、保利置業集団、北京首都開発など不動産株が総じて上昇。生活必需品やエネルギー関連、消費者サービスも軒並み上昇している。
中国当局は、初めての購入者を対象に住宅購入時に支払う頭金比率の引き下げと既存の住宅ローン金利の引き下げを発表した。不動産下支え策はポジティブ材料だが投資家の信頼が大きく回復する見込みは薄い。
格付け会社ムーディーズは中国不動産大手の碧桂園控股を再び格下げ、「Caa1」から「Ca」に引き下げた。流動性逼迫とデフォルトリスクの高まり、資金回収の見込みが薄いことを指摘。
中国人民銀行は1日、今年はじめて外貨の預金準備率を引き下げた。引き下げを受け人民元は対ドルで急伸し、一時3週間ぶり高値をつけた。中小企業を対象とした中国8月の財新製造業PMIは51.0に上昇し、今年2月以来の高水準を記録した。
香港市場は午前の取引を中止、超大型台風「サオラ-」に伴い台風警報「シグナル8」が継続。

執筆者 : MINKABU PRESS
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