続伸、弱い米経済指標で米追加利上げ観測が後退=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=81.16(+1.06 +1.32%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。7月の米求人件数や8月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数が弱かったことが米追加利上げ観測を後退させ、追加の金融引き締めによる景気悪化懸念が若干和らいだことが相場を押し上げた。米求人件数は2021年3月以来の低水準。今月にかけてのドルインデックスの上昇は一巡している。米週間石油在庫統計で米原油在庫の取り崩しが続くと見通されていることも支援要因。
時間外取引で10月限は前日高値付近へ強含んだ後、通常取引序盤にかけて失速すると、79.34ドルまで下落。ただ、売りは続かずプラス転換すると81.27ドルまで上昇し、前日高値を上回った。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。