ドル高円安の調整入る=東京為替概況
ドル高円安の調整入る=東京為替概況
午前中の市場で昨日海外市場の高値1ドル=146円40銭前後を付けたドル円は、NY市場同様に同水準からの買いが続かず、ドル売りとなった。植田日銀総裁と岸田首相の会談報道を受けた円買いや、円債利回り上昇を受けた円買いに145円85銭まで下げた後、146円前後に戻してもみ合いとなった。
17日に付けた直近高値146円56銭手前にドル売りが入っていると見られ、上値追いに慎重。当局の対応警戒もあって、上値が抑えられた。
その後岸田首相と植田総裁の会談では為替相場の変動についての議論がなかったと報じられたことで、少し円売りとなっている。
ユーロドルは落ち着いた動き、若干ドル安も1.0910台までの上昇に留まった。ユーロ円はドル円同様に調整売りが少し入ったが、対ドルでのユーロ買いに相殺され159円40銭台から159円20銭前後までの動きに留まり、その後はドル円の買い戻しに合わせユーロ円でも買い戻しが入っている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。