ユーロ圏の銀行貸出の減少はECBの行方を左右するとの指摘も=NY為替
ユーロ円は一時155円台前半まで下落していたものの、NY時間に入って155円台半ばに下げ渋っている。ただ、21日線の下での推移は続いており、上値が重い展開に変化はない。
きょうはECBが6月のユーロ圏の銀行貸出調査を公表していたが、企業向け貸出は前年比1.7%と5月の2.1%から伸びが鈍化したほか、家計向けも4.0%から3.0%へ鈍化していた。ユーロ圏の銀行の家計および企業向けの貸出残高は6月も減少傾向を示し、金利上昇の影響が収まっていないことを示唆している。
ユーロ圏では景気後退への懸念が浮上している中、明日のECB理事会以降の利上げに関する議論が白熱している。信用基準のさらなる引き締めは、年後半から来年初頭にかけての低迷につながる可能性もあり、景気後退リスクを高める。そのため、ユーロ圏の銀行貸出の減少はECBの金利の行方に影響を及ぼす可能性があるとの指摘も一部から出ているようだ。
EUR/JPY 155.59 USD/JPY 140.45 EUR/USD 1.1078
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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