ドル円は138円台後半に買い戻し 植田総裁の発言に敏感に反応も=NY為替
きょうのドル円はNY時間に入って買い戻しの動きが出ており、138円台後半まで戻している。一時137円台に下落する場面が見られた。米株式市場でダウ平均が大幅に上昇しており、市場のリスク回避のムードが一服している中、G20に出席している日銀の植田総裁の発言に敏感に反応した模様。
総裁は「日銀が目指す持続的・安定的な2%の物価目標までに距離があるとの認識に変化がなければ、粘り強く金融緩和を続ける姿勢も変わらない」との見解を示した。日銀が来週の決定会合で発表する展望レポートで、2023年度のインフレ見通しを上方修正するとの一部報道もあり、日銀は来週の決定会合でYCCの許容変動幅を拡大してくるのではとの期待も高まっている。しかし、上記の発言はその期待を後押しする内容ではない。
ただ、今月の米雇用統計からの急速下げは一服しているものの、上値にも慎重で、買戻しを強める動きまではないようだ。次の材料探しの中、来週のFOMC待ちといった雰囲気も強い。
本日は6月の米小売売上高が発表され、前月比0.2%増と予想を下回る内容となった。ただ、GDPの算出に使用される飲食店、自動車、建材、ガソリンを除いた売上高は前月比0.6%増と予想を上回っていた。なお力強い労働市場とインフレ圧力の緩和が引き続き消費を支えている。
USD/JPY 138.82 EUR/JPY 155.89
GBP/JPY 181.47 AUD/JPY 94.67
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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