ゼネラル・ミルズが決算受け下落 売上高が予想を下回る=米国株個別
加工食品のゼネラル・ミルズ<GIS>が下落。取引開始前に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回ったことが嫌気されている。ただ、通期のガイダンスでは予想を上回る既存事業売上高の見通しを示していた。1株利益については、ペット事業と海外事業の利益が予想上回ったことが要因とみられている。
アナリストからは、小売店の在庫削減がコスト上昇と値上げにつながり、マイナス3%の逆風となったと見られる。パッケージ食品業界では最近あまり話題になっていないが、この点に関しては必ずしも同社に限ったことではなく、小売店の在庫削減は業界全体を圧迫していると考えられるとの指摘が出ている。その半面、全体的には2024年度のガイダンスは概ね達成可能に見えるとも語った。
(3-5月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.12ドル(予想:1.06ドル)
・売上高:50.3億ドル(予想:51.8億ドル)
・既存事業売上高:5%増(予想:6.9%増)
・粗利益率(調整後):35.0%(予想:34.3%)
(2024年度通期見通し)
・1株利益(調整後):4~6%増
・既存事業売上高:3~4%増(予想:2.4%増)
・営業利益(調整後):4~6%増
(NY時間14:40)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 77.03(-3.87 -4.78%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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