米消費者は裁量消費は控えているものの、休暇は諦めていない=米国株
長引くインフレと金利上昇により、多くの家計が圧迫され、米消費者は住宅設備や衣料品などの裁量消費を控えている。しかし、何百万人もの米消費者は休暇は諦めていないようだ。
先月行われたデロイト社の調査によると、夏休みに有料の宿泊を伴う休暇を取る予定だと回答した割合は50%で、昨年の46%から増加した。旺盛な旅行需要の表れとして、5月29日のメモリアルデーの週末に米運輸保安庁が1000万人近くをスクリーニングした結果、パンデミック前の2019年の同時期を僅かに上回っていたという。また、アメリカン航空<AAL> は今週、旺盛な需要と燃料コストの下落のおかげで、4-6月期の業績見通しを上方修正した。
多くの旅行者が航空券を予約したり、ドライブ旅行の前にガソリンを入れたりする際に、少なくとも昨年と比べれば、幾分安心感を得ている。例えば、4月の米消費者物価指数(CPI)の航空券の価格は前年比で0.9%低下している。
(NY時間12:05)
デルタ航空<DAL> 37.38(+1.00 +2.75%)
ユナイテッド航空<UAL> 48.37(+0.96 +2.01%)
アメリカン航空<AAL> 14.99(+0.29 +1.94%)
ブッキング<BKNG> 2612.27(+62.27 +2.44%)
エアビー&ビー<ABNB> 116.42(+4.26 +3.79%)
エクスペディア<EXPE> 103.30(+4.64 +4.70%)
トリップアドバイザー<TRIP> 16.08(+0.55 +3.54%)
ハイアット・ホテルズ<H> 113.53(+3.64 +3.32%)
マリオット<MAR> 176.39(+5.25 +3.07%)
ヒルトン<HLT> 142.19(+4.52 +3.28%)
エイビス・バジェット<CAR> 176.15(+6.55 +3.86%)
ハーツ・グローバル<HTZ> 16.19(+0.48 +3.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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