アジア株 上海株は0.6%安、景気回復の弱さを懸念 新築住宅価格の上昇率が縮小
アジア株 上海株は0.6%安、景気回復の弱さを懸念 新築住宅価格の上昇率が縮小
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 19920.81(-57.44 -0.29%)
中国上海総合指数 3270.47(-20.52 -0.62%)
台湾加権指数 15759.97(+86.07 +0.55%)
韓国総合株価指数 2493.38(+13.14 +0.53%)
豪ASX200指数 7198.60(-36.08 -0.50%)
アジア株はまちまち。
上海株は続落、景気回復ペースの鈍さが引き続き懸念されている。きのう発表された4月の鉱工業生産と小売売上高が予想に届かなかったほか、若者の失業率が20%を超え、統計開始以来最悪を記録した。きょう発表された4月の新築住宅価格指数は+0.32%と前回の+0.44%から伸び率が縮小した。
ただ、弱い統計を受け当局が追加支援策を講じる可能性が高まってきている。また、人民銀行が近く金融緩和に踏み切るとの見方も広がっている。為替市場ではオフショア人民元が対ドルで昨年末以来の安値を更新。1ドル=7元を突破した。
香港株は反落、米追加利上げ懸念が重石。また中国住宅統計も嫌気されている。エネルギー関連や不動産、保険、医療品関連の一角が下落している。一方、バイドゥやアリババ、JDドットコム、レノボなどハイテク関連は軒並み上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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