ドル円は１３３円台推移、リスク警戒継続＝東京為替概況

ドル円は１３３円台推移、リスク警戒継続＝東京為替概況

　ドル円は１３３円台での推移が続いている。前日の海外市場でリスク警戒の動きから１３３円３０銭台まで下げたドル円は１３３円台後半まで戻して東京朝を迎えた。朝方１３３円８０銭台を付ける動きも、その後は昼に向けてドル売り円買いとなり１３３円５０銭を割り込んだ。
　午後は１３３円５０銭前後での推移となった後、ロンドン勢の本格参加を前に１３３円７０銭台まで上昇している。

　ユーロドルは1.09台での推移が続いた。昨日の海外市場でリスク警戒の動きから１．０９台に落としたユーロドルは、１．０９６０台まで下げた後、東京市場では１．０９台後半で小動き。海外市場の安値を試す動きもなく、１．１０への回復も見られず。ロンドン勢の本格参加を前に少し買われたが１．０９９０前後まで。

　昨日１４８円台から１４６円３０銭前後まで下げたユーロ円は、少し戻して１４６円台後半で東京朝を迎え、目立った方向性を見せず１４６円台後半推移が続いた。

　午前中に消費者物価指数が発表された豪州は、総合が比較的強めに出たが、刈り込み平均が予想を下回った。今後の追加利上げ期待が打ち消されるほどの弱さではなく、豪ドルは少し重かったが、直後の動きは限定的。その後も頭の重い展開となったが、豪消費者物価指数を受けてというよりも、リスク警戒の動きからの資源国通貨売りと見られる。

MINKABU PRESS 山岡和雅