リスク警戒後退の動きも、ドル安、週末を前に調整=東京為替概況
リスク警戒後退の動きも、ドル安、週末を前に調整=東京為替概況
17日の東京市場は133円台後半から132円87銭までドル安円高が進んだ。昨日の海外市場で131円80銭台から133円80銭台までドル高が進んだ。経営状況への懸念が見られた米中堅銀行ファーストリパブリックバンクに対して、米JPモルガンチェース、シティグループ、BofAなど大手銀行11行が合計300億ドルの預金を預け、流動性を確保する方針を示したことで、懸念がいったん後退した形。
東京市場ではこうした動きを受けて株が反発して始まるなど、リスク警戒後退が見られた。
しかしドル円は上値の重い展開。小幅反発の場面も続かず、午後には131円87銭をつけている。新たな懸念材料が出たというわけではなく、週末を前にドル買い円売りポジションの保持を嫌気した動き進んだと見られる。
昨日139円10銭台から142円ちょうど前後まで、約3円の上昇を見せたユーロ円は141円台での推移。ドル円の下げが重石も、雨季はドル売り中心で値幅は限定的となった。
ユーロドルは朝の1.0600台から1.0650前後を付けた。ドル全面安の動きとなてっている。
MINKABUPRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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