大きな動意見えず、落ち着いた動き=東京為替概況
大きな動意見えず、落ち着いた動き=東京為替概況
主要通貨はレンジ取引に終始した。昨日の海外市場で調整の動きから一時135円台を付けたドル円は、136円台前半に戻して東京朝を迎え、東京市場は136円台前半の26銭レンジでの取引となった。
ドル高基調が意識されているものの、今月これまで大きく上昇してきただけに、ここからのドル買いにはやや慎重。ただ、昨日の市場で135円台での買い意欲が見られたことで、下値もしっかりという展開になった。
昨日の植田日銀新総裁候補に続いて、内田日銀理事と氷見野前金融庁長官による新副総裁候補としての参院での所信聴取が実施されたが、先週の衆院での聴取と比べて大きな差が見られず、相場への影響はほぼ見られなかった。
ユーロドルは33ポイントレンジ。1.06台を割り込み、ややドル高が優勢となったが、大きな動きにはならなかった。昨日は北アイルランドとの国境での問題を巡る欧州委員会院長との合意を受けて上昇したポンドも、1.2060台から1.2030台までポンド安ドル高となったが、値幅自体は限定的となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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