【これからの見通し】米FOMC議事録でインフレ抑制姿勢を確認へ
【これからの見通し】米FOMC議事録でインフレ抑制姿勢を確認へ
本日はNY時間午後に米FOMC議事録(1月31日-2月1日開催分)が公表される。この時は25bpの利上げが決定されていた。パウエルFRB議長会見では、「まだやるべきことがある」「景気抑制的な状態をしばらく続ける必要」「労働市場は依然として極めてタイト」などインフレ抑制策を継続姿勢が示されていた。ただ、「財のディスインフレ過程は始まっている」と直近のヘッドライン・インフレの鈍化傾向を指摘、市場にドル売り反応が広がっていた。
しかし、FOMC後、2月に入ってからは米雇用統計、米消費者物価指数、米小売売上高などが予想以上に強い内容となっている。市場ではターミナルレート水準が5%を優に上回ることが想定されてきている。したがって、利上げ継続期間も長期化することが見込まれてきている。
米雇用統計を境に市場のセンチメントが変化したことで、今回のFOMC議事録は過去のものとして市場反応が限定される可能性がある。その一方で、市場は些細な文言について敏感に反応する場合もあり、注意は必要であろう。米株式市場が金融引き締めの長期化を懸念する状況下でもあって、その反応に注目したいところだ。
ドル円相場にとっては、24日の植田氏の日銀人事に関する国会聴取が注目されている。市場では、金融政策正常化の手始めとしてYCC変動幅拡大やETF購入姿勢などについての思惑がでてきているようだ。米株をはじめとして株式市場の調整圧力がみられるなかで、事前の観測報道などには念のため注意しておきたい。人事関連のリーク報道について政府が神経質になっているため、市場関係者からの報道に限定される可能性はあるが。
この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ消費者物価指数(確報)(1月)、ドイツIfo景況感指数(2月)、米MBA住宅ローン申請指数(02/11 - 02/17)など。
発言イベント関連では、上記の米FOMC議事録が最も注目されるところだ。NY時間夕刻にはウィリアムズNY連銀総裁がNY連銀主催イベントでインフレについて講演を行う。質疑応答も予定されている。米国債関連では、2年変動利付債入札(220億ドル)と5年債入札(430億ドル)が実施される。米企業決算は、イーベイ、モザイクなどが注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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