テキサス・ロードハウスが決算 アナリストの間で意見が分かれる=米国株個別
ステーキハウスを展開するテキサス・ロードハウス<TXRH>が前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、レストランの既存店売上高が予想を下回ったほか、1株利益も予想を下回った。一方、四半期配当の従来の1株0.46ドルから0.55ドルへの増配も発表した。なお、3月に2.2%程度の値上げを計画している。
アナリストの間では値上げにより、コスト圧迫が相殺されるかどうか意見が分かれている。「今年度の業績予想に有意義な上方修正があるとは考えておらず、リスク・リワードはよりバランスが取れている」と述べている。「既存店売上高の向上とそれに伴う営業レバレッジが、賃金と商品インフレを相殺するのに十分であるとは思えない」との見解も聞かれた。
株価は取引開始直後は売り先行で始まったものの、動きが一巡すると買い戻しが活発になり、プラスに転じている。
(10-12月・第4四半期)
・レストラン既存店売上高:7.3%(予想:8.5%)
・1株利益(調整後):0.89ドル(予想:1.03ドル)
・売上高:10.1億ドル(予想:10.2億ドル)
レストラン等:10億ドル(予想:10.2億ドル)
・レストラン利益率:14.5%(予想:16.1%)
・店舗数:697店(予想:697店)
(NY時間10:37)
テキサス・ロードハウス<TXRH> 105.65(+0.50 +0.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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