反落、IEAの弱気な見通しを嫌気=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=62.37(-1.30 -2.04%)
国際エネルギー機関(IEA)が月報で、2026年の記録的な供給過剰がさらに拡大するとの見通しを示したことが重し。来年は日量333万バレル規模の供給過剰となり、2020年のコロナ禍のように石油在庫が急増すると想定している。2020年はニューヨーク原油が史上初のマイナス価格を記録した年。また、米新規失業保険申請件数が増加傾向にあることも需要の下振れ懸念を強めた。米新規失業保険申請件数の4週間移動平均は24万0500件まで増加し、今年6月以来の高水準を記録。
時間外取引で10月限は下落。通常取引開始後は62.21ドルまで下げ幅を広げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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