ウィン・リゾーツが決算受け上昇 ラスベガスが堅調 マカオも急回復＝米国株個別

　カジノのウィン・リゾーツ＜WYNN＞が上昇。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益の赤字は予想以上に拡大したものの、売上高は予想を上回った。そのほか、マカオのホテル稼働率も予想を上回っている。

　一方、第４四半期の不動産のＥＢＩＴＤＡＲ（税金、利息、償却費、賃借費控除前利益）は前年同期の１億４９１０万ドルから１億９５１０万ドルに増加した。

　アナリストからは「ラスベガスはジリジリと音を立て始めている。マカオは急速にパンデミックから回復している」とのコメントも聞かれた。「ラスベガスの強さだけでなく、マカオの初期段階の回復も、最近の株価の強い勢いを支えている」とも述べている。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株損益（調整後）：-1.23ドル（予想：-1.17ドル）
・売上高：10.0億ドル（予想：9.54億ドル）
・ホテル稼働率
　　パレスホテル：50.1％（予想：37.0％）
　　マカオホテル：51.8％（予想：40.4％）
　　ラスベガス：89.9％（予想：91.0％）
・EBITDAR（調整後）：1億9510万ドル

（NY時間10:27）
ウィン・リゾーツ＜WYNN＞　111.02（+7.40　+7.14%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美