アップルが決算受け時間外で株価下落=米国株個別
アップル<AAPL>が引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。アイフォーンの売上高が予想を下回ったほか、マックも予想を下回った。ただ、サービス部門の売上高は予想を上回っている。景気減速や長引く供給問題が響いた。
今回の決算は同社が、多くの競合他社を苦しめている技術的な減速をかわすことができなかったことを示している。スマートフォンやコンピュータの需要が低迷し、中国でのゼロコロナ政策が年末商戦の同社の苦境に拍車をかけた。新しいマックとホームポッズを最近の数週間まで発売せず、第1四半期の終わりを逃した。
クックCEOは声明で厳しい環境を挙げた。「われわれは長期的な視点に立ち続けている」と述べている。
決算受け時間外で株価は下落。
(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.88ドル(予想:1.94ドル)
・売上高:1171.5億ドル(予想:1211.4億ドル)
製品:963.9億ドル(予想:989.8億ドル)
アイフォーン:657.8億ドル(予想:683.0億ドル)
マック:77.4億ドル(予想:97.2億ドル)
アイパッド:94.0億ドル(予想:77.8億ドル)
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:134.8億ドル(予想:153.2億ドル)
サービス:207.7億ドル(予想:204.7億ドル)
・中華圏売上高:239.1億ドル(予想:218.0億ドル)
(NY時間17:01)時間外
アップル<AAPL> 145.03(-5.79 -3.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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