FX/為替「ドル/円は昨年8月安値を下抜け　年始の下値アタックで130円割れを試す流れに」 外為どっとコム トゥデイ 2023年1月3日号

主要通貨ペア（ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円）について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時　：2023年1月3日11時00分
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所　調査部長　神田卓也

———1/2主な出来事

17:50 フランス12月製造業PMI・改定値 49.2
前回48.9
予想48.9

17:55 ドイツ 12月製造業PMI・改定値 47.1
前回47.4
予想47.4

18:00 ユーロ 12月製造業PMI・改定値 47.8
前回47.8
予想47.8

18:09　ナーゲル独連銀総裁
「長期インフレ期待が上昇していることを懸念」
「物価期待を抑えるためにはさらなる金融政策が必要」

——–1/2株式・債券・商品

日経平均　—–
豪ASX　　—–
上海総合　——
英FT 　　 —–
独DAX　　 14069.26△145.67
NYダウ　 —–

日10年債利回り　——
豪10年債利回り　—–
英10年債利回り　—–
独10年債利回り　2.444％▼0.0127
米02年債利回り　—–
米10年債利回り　—–

NY原油　—–
NY金　　—–

————1/3注目材料

＜国内＞
特になし

＜海外＞
09:00　10-12月期シンガポールGDP・速報値
10:45　12月財新中国製造業PMI
16:00　12月トルコ消費者物価指数
17:30　12月スイス製造業PMI
17:55　12月独失業率
17:55　12月独失業者数
18:30　12月英製造業PMI・改定値
22:00　12月独消費者物価指数・速報値
23:45　12月米製造業PMI・改定値
24:00　11月米建設支出

———1/3きょうのドル/円見通し

日経新聞が12月31日（30日深夜）に報じたところによると、日銀は1月会合で物価見通しを上方修正する模様で、緩和政策への圧力がさらに増す可能性があるとしています。これが年末年始の円高の背景と見て間違いないでしょう。ドル円はさきほどチャート上の重要ポイントと見られていた昨年8月2日安値の130.38円を下抜けました。年始の下値アタックで130円割れを試しに行く流れのようです。

※時間は日本時間での表示になります。
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長　上席研究員
神田 卓也（かんだ・たくや）
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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