来年第1四半期の英中銀の国債売却は慎重との見方も=NY為替
きょうの為替市場は円相場に翻弄される中、ポンドドルは1.21ドル台での上下動に終始している。次第に市場はクリスマスムードに入る中、ポンドドルも方向感が無くなっているようだ。
英中銀は先週末に量的引締め(QT)プログラムの下で保有した英国債の売却の概要と来年第1四半期の運用方針を公表していた。第1四半期は、短期、中期、長期の国債をそれぞれ6.5億ポンドずつ5回に分けて入札し、各ターム計32.5億ポンドずつ、総計97.5億ポンドを売却するとしている。
これに対して市場からは、第1四半期に予定している売却規模が予想を下回っており、英中銀はあえて慎重なアプローチを取ったとの指摘も出ている。英中銀は資産購入プロフラム(APP)に伴って保有した分と緊急購入に伴って保有した分の売却を合わせて考え、より慎重なアプローチを選んだと考えられるという。また、第1四半期の売却額の少なさを補うために、第2四半期以降は売却額を増やすことが予想されるとも述べた。
GBP/USD 1.2140 GBP/JPY 158.97 EUR/GBP 0.8751
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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