アップルが正規のアップストアに代わるアプリストアを容認へ＝米国株個別

　アップル＜AAPL＞は２０２４年に予定されているＥＵの規制要件への準拠を目的とした抜本的な見直しの一環として、同社のアイフォーンおよびアイパッドで代替アプリストアを利用できるよう準備を進めている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

　利用者は最終的にアップルのアップストアを利用せずに、アイフォーンおよびアイパッドにサードパーティ製のソフトウェアをダウンロードできるようになり、アップルの制限や支払いに課金される最大３０％の手数料を回避することが可能となる。

　この動きは長年の方針を覆すもので、サードパーティ開発者の競争環境を整え、消費者のデジタルライフを向上させることを目的としたＥＵの規制への対応だとしている。

　ＥＵ当局やソフトウェアメーカーは長年に渡り、２大モバイル・アプリストアを運営するアップルとアルファベット＜GOOG＞傘下のグーグルがゲートキーパーとして、あまりにも大きな力を行使していることに不満を抱いて来た。

（NY時間14:28）
アップル＜AAPL＞　145.10（+0.61　+0.42%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美